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Whale Watching

ホエール・ウォッチング

スリランカには様々な種類の鯨やイルカが訪れます。世界で最大の海洋生物シロナガスクジラ、ニタリクジラ、マッコウクジラ、そしてザトウクジラはスリランカで目にすることのできる海洋生物のほんの一部です。ホエール・ウォッチング、ドルフィン・ウォッチングともに、南海岸のミリッサ、北西海岸のカルピティヤ、北東海岸のトリンコマリーでお楽しみいただけます。

南西海岸ミリッサでのホエール・ウォッチング(ベストシーズン:11月〜4月)

南部のミリッサ周辺はホエール・ウォッチングが最も楽しめる場所です。
特に、ミリッサ周辺のドンドラ岬沖合は、アラビア海からベンガル海へ渡る鯨の通り道として知られています。12月から1月にかけてアラビア海からベンガル海へ、3月から4月にかけてベンガル海からアラビア海へ戻るとされています。
シロナガスクジラ、ニタリクジラ、マッコウクジラ、そしてザトウクジラを観る事ができます。

シロナガスクジラ
11月から4月の半ばの間、12月から1月にかけて東のアラビア海からベンガル海へ、3月から4月にベンガル海からアラビア海へと戻っていきます。これらおシーズには90%の確率で目撃できます。ミリッサに停滞するシロナガスクジラもいますが、5月から10月のオフシーズンになり、波が高いためお楽しみいただけません。

マッコウクジラ
11月から4月の半ばの間、運が良ければ目撃することができますが、群れ(スパーポッド)はこの地域では一般的ではありません。


北西部カルピティヤでのホエール・ウォッチング(ベストシーズン:12月〜4月)

北西部に位置する街で、美しいサンゴ礁が広がるバーリーフでのシュノーケリングや、海渡サーフィンで人気の場所です。
ここはイルカの群れが集まることでも有名な他で、ジュゴンも生息しているとされていますが調査が進んでいません。
クジラに遭遇できる確率はミリッサには劣りますが、ドルフィン・ウォッチングにはぴったりの場所です。

シロナガスクジラ
カルピティヤではめったに見ることができません。5月から9月のモンスーンのシーズンにかけて、カルピティヤに停滞しているとされていますが、海が荒れるため見に行くことはできません。

マッコウクジラ
スリランカでマッコウクジラを狙うのであればカルピティヤがベストです。12月から4月の半ばにかけて、3回に一度、5回に一度の確率で遭遇することができるとされていますが、詳しいデータは不明のままです。3月から4月にかけては群れ(スパーポッド)も目撃されています。

ミンククジラ
ミンククジラを狙う場合もカルピティヤが良いとされています。5回に一度の確率で遭遇できるとされています。

シャチ
カルピティヤではシャチも毎年確認されていますが、狙えるほどの遭遇率ではありません。

ジュゴン
ホエール・ウォッチングの参加者が何度か遭遇しています。狙えるほどの確率ではありません。


北東部トリンコマリーでのホエール・ウォッチング(ベストシーズン:5月〜10月)

トリンコマリーはシロナガスクジラ、マッコウクジラを観れることで有名です。数は少ないですが、5月から9月はトリンコマリーでもホエール・ウォッチングが楽しめます。ボートは早朝に出発します。

シロナガスクジラ
3月から4月にかけてが移動するシロナガスクジラが通るためベストシーズンとなります。この時期は90パーセントの確率で目撃することができます。5月から9月にかけてはトリンコマリーに停滞するシロナガスクジラを目撃することができます。10月から2月にかけてはモンスーンの影響でお楽しみいただけません。

マッコウクジラ
3月から4月にかけては群れ(スパーポッド)が観測されていますが、詳しいデータについてはまだ調査が進んでいません。5月から8月についても観測されているようですが、シロナガスクジラと合わせた遭遇率しか調査されておらず定かではありません。